オーストリアで総選挙が行われ、元ナチス党員が設立し、「移民の制限」などを掲げる極右政党が、初の第一党になる勢いです。

オーストリアで総選挙の投開票が29日に行われました。

現地の公共放送の予測によりますと得票率は、極右政党の「自由党」が28.9%、ネハンマー首相率いる中道右派の与党「国民党」が26.3%と、自由党が初の第一党になる勢いです。

元ナチス党員が1956年に設立した自由党は、「難民の受け入れを制限する」と訴えて支持を広げました。

永世中立国のオーストリアは、EU加盟国としてEUの対ロシア政策を支持していますが、自由党は、戦争に関与しているなどと反対の立場を示していて、選挙結果次第ではウクライナ支援にも影響を与えそうです。

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