ロシアのラブロフ外相が国連総会で演説し、「核保有国であるロシアと勝利するまで戦おうとするのは無意味だ」などと述べました。

 ラブロフ外相は28日、国連総会で演説し、ウクライナ侵攻を巡り、西側諸国がウクライナの後ろ盾になりロシアを倒そうとしていると訴えました。

 そのうえで、「核保有国であるロシアに勝利しようとするのは無意味で危険だ」と述べました。

 西側との対話を拒否しているわけではないとする一方で、対話が進まない原因は傲慢(ごうまん)で攻撃的な西側にあると自論を繰り返しました。

 また、イスラエル軍がイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の最高指導者ナスララ師を殺害したことを受け、イスラエルによるレバノンへの攻撃は非人道的だと非難しました。

 さらに、アメリカは少なくともイスラエルによる攻撃の準備を認識していたはずだと主張し、演説後の記者会見でイスラエルはアメリカを紛争に巻き込む口実を作ろうとしていると述べました。

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