中東レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラは、指導者のナスララ師が死亡したと発表しました。イスラエル軍との戦闘の激化は避けられず、重大な局面を迎えています。
ヒズボラは28日、声明で指導者のナスララ師が「殉教者たちの仲間に加わった」などとし、死亡したことを明らかにしました。
これに先立ちイスラエル軍は、27日にレバノンの首都ベイルート近郊にあるヒズボラの本部を標的とした攻撃で、ナスララ師を殺害したと明かしていました。
去年10月からヒズボラと交戦を続けてきたイスラエル軍は、今月23日からヒズボラの関係者を標的とした攻撃を一層激化させましたが、軍のハレビ参謀総長は「これで終わりではない」と述べ、攻撃を継続する方針を示しています。
ヒズボラもイスラエルに対し報復することは必至で、紛争の拡大が強く懸念されるなど重大な局面を迎えています。
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