ウクライナのゼレンスキー大統領が国連・安全保障理事会に出席し、ロシアの侵攻は国連憲章に反しているとして、各国に侵攻を止めるため行動するよう訴えました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「この戦争が始まってからロシアは国連憲章の下では許されないことをしてきた。ロシアは国際犯罪を犯しており、この戦争は自然にはなくなりません。なので話し合いでは解決できません。行動が必要なのです」

現在、国連の安保理でウクライナ情勢をテーマにした会合が開かれていて、出席したゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻は国連憲章に違反しているとして、侵攻を止めるために各国が団結する必要があると訴えました。また、冬が迫る中、ロシアがウクライナの原発への攻撃を準備しているとの証拠を得ているとして非難しました。

ゼレンスキー大統領は今回の訪米中に、アメリカのバイデン大統領に戦闘の終結に向けた、いわゆる「勝利計画」を説明するとしていますが、会合では計画について具体的には語りませんでした。

一方、会議の冒頭でロシアの代表は、「当初はウクライナ情勢について今週議論する予定はなかったにもかかわらず、西側諸国はゼレンスキーに対し国連でコンサートの舞台を与えた」などと主張しました。

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