在中国日本大使館などによると、中国南部の広東省・深圳市で18日午前、日本人学校に登校中の男子児童1人が男に襲われ負傷した。児童は病院に搬送されて治療を受けているが、けがの程度は明らかになっていない。
襲撃した男はすでに当局によって身柄を拘束され取り調べを受けているという。
中国では今年6月にも東部の江蘇省蘇州市で、日本人学校のスクールバスを待っていた日本人母子らが刃物で切りつけられて負傷する事件が発生している。
在広州日本総領事館が現地当局に対して、再発防止と詳細情報の共有を求めたほか、現地に館員を派遣して、被害者への支援や事実関係の確認を行っている。
この日は満州事変の発端となった柳条湖事件から93年で、今回の事件との関連は不明だが、反日感情が高まりやすい時期だった。【北京・岡崎英遠、河津啓介】
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