フランスで、当時の妻に80人以上の男から繰り返し性的暴行を受けさせたとされる元夫が裁判で起訴内容を認めました。
フランス・メディアによりますと、元電気技師のドミニク・ぺリコ被告(71)は南部プロバンス地方マザンの自宅で、2020年秋までのおよそ10年にわたり、当時の妻、ジゼルさん(72)に対し、鎮静剤を投与して意識不明の状態にさせ、インターネットで募った50人の男に性的暴行をさせた罪に問われています。
性的暴行は92回におよび、関与したとみられる少なくとも83人の男のうち、身元を特定できた26歳から74歳の50人が起訴されています。
ジゼルさんは、「隠れたり恥じたりする理由はない」と公開の裁判を望み、名前も公表しました。
ぺリコ被告は17日の裁判で、「私はこの部屋にいる他の被告全員と同じく性的暴行犯です」と起訴内容を認め、「私は彼女を責める理由は全くない。彼女と暮らせてとても幸せだった」と涙を流しながら述べたということです。
ぺリコ被告は2020年、スーパーで女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮した疑いで逮捕され、押収されたパソコンからジゼルさんが暴行されている動画や写真などが数百点が見つかったことから事件が発覚しました。
動機について、捜査段階では「妻が他人に触れられるのを見ることに快感を感じた」などと説明していました。
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