アメリカのバイデン大統領とイギリスのスターマー首相の会談がつい先ほどから始まりました。ウクライナに供与した長距離兵器の使用制限の緩和が焦点となります。

 ウクライナはアメリカ製のミサイル「ATACMS」など、西側から供与された長距離兵器を使ってロシア領内の奥深くにある軍事拠点を攻撃したい考えです。

 ただ、アメリカやイギリスはロシアとの緊張の激化を懸念し、使用制限の緩和を認めていません。

 ホワイトハウスのカービー補佐官は13日、使用制限の緩和について「現時点でアメリカの見解は変わっていない」とし、今回のバイデン大統領とスターマー首相との首脳会談で「重大な決定が発表されることはない」としています。

 ロシアのプーチン大統領は12日、長距離兵器の使用制限を緩和すればNATOが戦争に直接参加したと見なすと警告しています。

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