アメリカ航空機大手ボーイング社の労働組合は13日からストライキに入りました。2008年以来、16年ぶりのスト決行で、長期化すれば航空機の生産に影響が出る可能性もあります。

 ボーイングは8日、労組側と4年間で25%の賃上げなどを含む協定案で暫定合意しましたが、組合員の間で不満が高まり、組合による12日の投票では協定案への反対票が約95%に上りました。

 ストに参加するのは主にワシントン州の工場で働く約3万3000人で、最も売れている737マックスや777型機を製造しています。

 アメリカメディアによりますと、仮にストが16年前と同じ規模になった場合、30億ドル、日本円で約4200億円以上の損失が出るということです。

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