カービー米大統領補佐官は26日のオンライン記者会見で、ロシア軍がウクライナのエネルギー関連施設を大規模に攻撃したことについて「最も強い言葉で非難する。ウクライナの寒さが厳しくなるにつれて、人々が暖房や電力をより多く必要とすることを知っているプーチン(露大統領)の古典的な行動だ」などと批判した。
カービー氏は、ウクライナの防空能力が機能し、ミサイルの大部分を撃ち落としたと指摘したうえで、防空システム強化への支援を続ける意向を強調した。また米国がエネルギー関連施設を修復し、エネルギー網の強じん性を高めるための機材を提供していることも挙げ、「ウクライナに対する我々の支援は揺るぎないものだ」と述べた。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国から供与された兵器について使用制限を解除するよう求めている。今回の攻撃を受け、バイデン政権がこの要求にどう対応するのか問われたが、「ウクライナにおける米国の武器の使用方法に関する我々の方針に変更はない」と述べた。【ワシントン西田進一郎】
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