3か月を切ったアメリカ大統領選挙。民主党の候補に決定したハリス氏は、選挙戦をともに戦う副大統領候補にミネソタ州のウォルズ知事を選びました。どんな人物なのでしょうか?

記者
「ハリス陣営の集会場の前に来ています。入場を待つ人々、数千人規模と言っていいんじゃないでしょうか」

およそ1万人が集まった、東部ペンシルベニア州の選挙集会。ハリス氏が副大統領候補に選んだばかりのミネソタ州・ウォルズ知事(60)と揃って登場しました。

民主党 大統領候補 ハリス副大統領
「米国を団結させ、前進させ、中流階級のために戦うリーダー(を見つけました)。偉大なるミネソタ州のウォルズ知事です!」

白人男性で農村部を地盤としているウォルズ氏の起用には、黒人や女性、若者を中心としたハリス氏の支持層を補う狙いがあります。

最近は、共和党のトランプ前大統領と副大統領候補のバンス上院議員を厳しくこきおろし、注目が高まっていました。

民主党 副大統領候補 ウォルズ氏
「彼ら(トランプとバンス)は、とても気味が悪く、変な奴らだ。トランプ政権下で凶悪犯罪は増加しました。彼が犯した罪はカウントされていませんが」

支持者も熱く迎えます。

民主党支持者
「先行きが見えず、みんな不安で意気消沈していたが、きょう、熱気があふれていた。正反対だ」

ただ、全国的な知名度には課題も。

市民
「ティム・ウォルズさん?聞いたことないです」
「どんな人かは知りません」

一方、共和党・トランプ陣営はウォルズ氏を「極左の過激派」とするなど、白人労働者や無党派層への支持拡大を阻止しようとしています。

共和党 副大統領候補 バンス氏
「ウォルズはアメリカ政界の中で最も極左的な過激派の一人です」

ハリス氏はウォルズ氏の起用で“打倒・トランプ”に向け、支持を広げるのでしょうか。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。