ウクライナと国境を接するロシア西部のクルスク州で6日から軍事衝突が続いています。ウクライナ側が国境を越えて進軍しているとみられます。

 ロシア国防省は6日、300人規模のウクライナ軍が地上侵攻を試みたと発表しました。

 独立系メディアによりますと、ロシア国防省はウクライナ軍を撃退したと発表したものの、その後、SNSから撃退したとの文言は削除されました。

 国境付近での戦闘は続いているとみられます。

 ロシアの軍事記者らは、ウクライナ側の攻撃規模は国防省の発表よりも大きく、最大2000人が国境沿いに集中していると指摘。国境を越えてロシア領内を6キロ進軍していて、複数の村が制圧されていると報じています。

 クルスク州のスミルノフ知事代行によりますと、少なくとも5人が死亡しました。けが人も多くいるとみられ、知事は献血を呼び掛けています。

 地元の2つの教会も砲撃にさらされました。

 クルスク原発があるクルチャトフ市上空でも防空活動が行われました。

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