アメリカのハリス副大統領が選挙戦をともに戦う副大統領候補として、中西部・ミネソタ州のワルツ知事の起用を決めたとアメリカメディアが報じました。
CNNなど複数のアメリカメディアは、ハリス副大統領の副大統領候補にミネソタ州のワルツ知事(60)が選ばれたと速報で伝えました。
ワルツ知事は退役軍人であるほか、公立学校の教員としての経験もあり、幅広い支持層にアピールできると期待が寄せられています。
ワルツ知事の地盤のミネソタ州は民主党が優位な州として知られているだけに、ハリス副大統領が直接的な恩恵を得られないという見方もあります。
その一方で、ミネソタ州の下院議員を務めていた際に農村部を地盤にしていたことから都市部以外の支持層へのアピール力が強みで、隣接する激戦州の1つ、ウィスコンシン州などでの支持の拡大を見込んでいます。
今ではハリス副大統領の陣営がトランプ陣営を攻撃する際に頻繁に使う「奇妙な奴ら」という表現を最初に用いたのがワルツ知事とされ、共和党の攻撃役も視野に入れた起用とも言えます。
ハリス副大統領は早速、6日からワルツ知事とともに激戦7州の行脚を始め、勢いに弾みを付けたい考えです。
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