極北の刑務所で死亡したナワリヌイ氏の妻でロシアの反体制派指導者のユリア・ナワリナヤさんがドイツの「メディアの自由賞」を受賞しました。
ユリアさんは19日、ドイツのバイエルン州で行われた受賞式で演説し、「検閲されない情報をロシア人に伝え続ける」と決意を示しました。
演説では、ナワリヌイ氏と陣営が続けてきたプーチン政権の汚職や問題を調査・追及するユーチューブの動画は「戦争中の2年間で15億回以上、視聴され、多くがロシア国内からのアクセスだった」と明らかにしました。
ユリアさんは「プーチンと戦争に反対するロシア人が検閲されていない情報にアクセスできるよう、この取り組みを継続するため私たちはあらゆることをしていく」と述べました。
また、「ロシアでは何千万の人々の声が抑圧されている。状況が少し変わればロシアは全く違ったものになる。その変化の早さには誰もが驚くだろう」と強調しました。
ユリアさんの受賞は「独裁政権に対する勇気ある非暴力の戦い」が評価されたものです。
「メディアの自由賞」は2015年に創設され、これまでにゴルバチョフ元ソ連大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、ベラルーシの反体制派指導者・チハノフスカヤ氏らが受賞しています。
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