南米ベネズエラの大統領選挙を巡って、マドゥロ大統領の再選に抗議するデモが全国に広がり、これまでに未成年者2人を含む11人の死者が出ています。

今月27日に行われたベネズエラの大統領選挙では、事前の世論調査で劣勢が伝えられたマドゥロ大統領が再選しました。

AP通信によりますと、29日、首都カラカス中心部では数千人が集まり、選挙管理当局に対し投票数の開示を求める抗議デモが起きました。デモは30日も行われ、全国各地に拡大し激化しています。

ベネズエラ政府は、沈静化を図り、軍隊を投入。749人を拘束したと発表しました。

一方、人権問題を監視するベネズエラのNGO団体「FORO PENAL(フォロ・ペナウ)」によりますと、抗議デモで11人が死亡し、そのうち2人は未成年だったということです。

今回の抗議デモを受け、マドゥロ大統領は、選挙結果を認めるよう強調しました。

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