中国外務省の報道官はイスラム組織「ハマス」やPLO（パレスチナ解放機構）の主流派ファタハなど14あるパレスチナの勢力が和解協議を行い、「北京宣言」に署名したと発表しました。
中国外務省によりますと、和解協議で取りまとめられた北京宣言にはエルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家を樹立し、ガザを含むパレスチナの領土保全を堅持することやパレスチナ各派の合意に基づいて臨時政府を樹立することなどが盛り込まれたとしています。
王毅外相は「パレスチナ各派が内部和解したうえで、一日も早くパレスチナの独立建国を早期に実現することを心から期待している」と述べました。
中国としてはサウジアラビアとイランの和解を仲介した去年に続き、中東地域でさらに存在感を示す狙いがあるとみられます。
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