EU=ヨーロッパ連合に加盟するルーマニアの駐ロシア公使が北方領土を観光で訪れたと、ロシアメディアが報じました。EUに加盟する国の外交官の訪問は異例です。
ロシアメディアによると、北方領土を訪れたのは、ロシアに駐在するルーマニアのリリアナ・ブルダ公使です。
ブルダ公使はロシア当局の許可を得たうえで、国後島と色丹島を観光目的で訪れたとされており、非公式な訪問だったということです。
また、ロシアのネットメディアは、ブルダ公使とみられる人物がこれらの島にある温泉などを訪れた際の動画や画像を公開しています。
日本政府は「ロシアの管轄権を前提とした北方領土への訪問は受け入れられない」との立場ですが、今回のようにEU加盟国の外交官という公人が北方領土を訪問するのは異例です。
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