イギリスのチャールズ国王は議会の開会にあわせて演説し、14年ぶりに政権交代を果たした労働党のスターマー政権の施政方針を読み上げました。
チャールズ国王
「わが政府は、国に奉仕する政治を行います。政府の立法計画は、すべての国民にとっての安全、公正、機会という原則に基づき、使命感を持って進められます」
17日、イギリス議会が開会し、総選挙を経て新たに選出された下院議員らが集まる中、チャールズ国王がスターマー新政権の施政方針を明らかにする演説を行いました。
演説では、「経済成長の実現が政府の根源的な使命」であり、「イギリスのすべての地域で生活水準の向上を実現することが目標だ」などとして、経済成長に向けた施策を重点的に行っていくことを明らかにしました。
また、政府が提出予定の40本の法案の概要を示し、▼鉄道事業の国有化や公営の再生可能エネルギー会社の設立、また、▼移民政策として新たに「国境警備司令部」を創設する方針を示しました。
イギリスでは、議会の開会にあわせて国王が演説で政府の方針を代読して発表するのが慣例となっています。
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