ジョンソン米下院議長(共和党)は15日、ウクライナ、イスラエル、台湾への緊急支援予算案を個別に採決する意向を共和党議員に示した。上院は全てを含む一括の緊急予算案を可決したが、下院は三つに分離し、週内の可決を目指すとした。ニュースサイト、パンチボウルニュースが報じた。
イランによるイスラエル攻撃を受け、同国への支援を急ぐべきだとの声が議会内で強まっている。トランプ前大統領に近い共和党保守強硬派の議員がウクライナ支援継続に反対しており、ジョンソン氏は予算案を切り離して審議する方が得策と判断したとみられる。
ジョンソン氏は16日にも各予算案を下院に提示し、19日に可決させたい考え。CNNテレビによると、バイデン政権は上院を通過した一括の予算案を支持し、イスラエル単独の支援予算案に反対しているといい、曲折もありそうだ。(共同)
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