ジョージアの議会で外国の団体を規制する、いわゆる“スパイ法案”の成立が進められ、反対する野党と乱闘に発展する騒ぎが起きました。

 ジョージアの国会で与党の党首が演説をしていると突然、野党議員が殴り掛かってきました。

 その後、他の議員も加わり、議場はそのまま乱闘騒ぎに発展しました。

 15日、ジョージアの国会で外国から資金を受けた団体を規制する「外国の代理人」法について、与党が法案の成立を進めようとしたため、反対派の野党議員と衝突しました。

 この法案は外国から20%以上の資金拠出を受けた団体に外国のスパイを意味する「外国の代理人」としての登録を義務付けるといった内容で、違反した場合は多額の罰金が科されます。

 「外国の代理人」法はロシアが国内の反対派を弾圧するために定めた法と似ていることから「ロシア法」と呼ばれています。

 ジョージアはEU=ヨーロッパ連合への加盟を申請中で、法案が成立された場合、加盟交渉に影響が出る可能性があります。

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