旧ソ連のジョージアで、外国からの資金提供を受ける団体を規制する、いわゆる“スパイ法案”をめぐり、国会で議員たちが乱闘となる騒ぎが起きました。

ここはジョージアの国会。与党の党首が演説を行っている最中、野党議員が近づいてきて、突如、殴りかかります。その後、ほかの議員らも加わり、乱闘騒ぎへと発展しました。

ロイター通信などによりますと、与党「ジョージアの夢」は15日、海外から資金を受け取っているメディアや非政府組織を「外国の代理人」として登録することを義務づける法案提出を表明。それに反対する野党議員が暴力をふるったとのことです。

「外国の代理人」はロシアでスパイを意味し、法案が言論弾圧のためプーチン政権に使用されたものと似ているとして、1年前に大規模な抗議活動をうけ、撤回されていました。

また、この日、国会の外には大勢の市民らが集まり、法案の成立阻止を訴えました。

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