「海外に行きたい」ーー。
就職して5年目を迎え、友人が海外旅行やワーキングホリデーに行く姿を見ると、私も「日本を出てみたい」と強く思うようになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外に行く予定だった卒業旅行が中止になってしまったこともあり、その思いはひとしおです。
思い切って行くならどこだろう?
やはり、アメリカでしょうか。
実際に行く時はどうすればいいの?チップはどう払う?
YouTube「ANNNewsCH」のコミュニティで募集した疑問、アメリカに行ってみたい20代後半女性ディレクターの素朴な疑問に対し、名村晃一テレビ朝日元アメリカ総局長に聞き、Q&Aにまとめました。
名村晃一テレビ朝日元アメリカ総局長 テレ朝newsでは、名村晃一テレビ朝日元アメリカ総局長の横断体験記【米国6600キロ】を連載しています。 ■チップ事情を知りたいです。正直、日本より給料が高いのにチップは必要ですか?習慣なのでチップは渡しましょう。
レストランの場合はニューヨークでは全体の18%がめどです。
サービスへの心づけなので、生真面目に計算して払うというよりも、柔軟に決めてください。
レストランでは支払いのほか、コートを預かってもらった時は別で必要です。
パーキングで車の鍵を預けた場合は、感謝の気持ちで1ドル渡します。
タクシー(イエローキャブ)を利用したときは、運賃の10%ほどを上乗せして運転手に渡しましょう。
ホテルでは、部屋の清掃をお願いした場合はベッドサイドのテーブルなどに1ドル置いておきましょう。部屋の掃除が不要な時はチップ置く必要はありません。
少しは日本で事前に両替した方が良いです。現地の空港で両替しようと思っても両替所が閉まっていたり、急いでいて忘れることもありますから。
レートが良いことに越したことはありませんが、あまり気にしすぎるとどこで両替して良いのか分からなくなります。
ホテルでの両替は手数料が多くとられる可能性があります。
両替所は観光地以外は少ないため銀行のほうが手軽で安心です。?
ちなみに日本の銀行の中には、自分の口座のキャッシュカードでアメリカの銀行のATMから現金を引き出すことが出来るものもあります。
人によって考え方は異なりますが、なにかと現金が必要なこともあるので、最低でも200ドルほどの現金があると安心します。
両替するドル札は20ドルを中心にした方が無難です。100ドル札だとお店などで受け取りを拒まれることもあるからです。
チップのために1ドル札も多めに持っておきましょう。
使えます。
ただ日本に比べ、スキミングされる確率は高いと思います。
パスポート紛失時は大使館や総領事館に行ってください。
■長時間のフライト…飛行機の中ではどう過ごしていますか?基本的に映画を見たり寝たりして過ごしています。
日本の航空会社よりアメリカの航空会社のほうが映画の数が多いです。
機体によってはスマートフォンで無料でメッセージを送受信できます。
有料のWi-Fiは割高ですので、好きな映画やテレビドラマは事前にダウンロードして通信を伴わなくても見られるようにしておくのがおすすめです。
雑誌や本を持っていくのも良いかもしれません。
直行便が一番便利です
しかし、直行便は高い時もあるので経由便を利用することも考えましょう。その際は、乗り換えに2時間はみといた方が安心です。
また、旅行代理店が販売している安いチケットの中には便の変更ができないものもあり、事前にしっかりと確認した方が良いです。
いろんなものを見比べてこまめにチェックすることが大切です。
基本的には日本もアメリカも変わりません。
搭乗予定の飛行機の出発ゲートが直前に変わる時があります。
空港に着いてチェックインして出国手続きをした後、掲示板などで搭乗ゲートをしっかりと確認することが大切です。
預け荷物に自分でタグをつけなければならない時もあります。
わからないときは近くにいるスタッフに聞きましょう。
アメリカでは保安検査の際に靴を脱がなくてはなりません。
使えますが、海外なので料金が高くなります。
契約、キャリアによっていろいろなプランがあるので、旅行の前に確認して準備してください。
ちなみにスマートフォンの充電などで使用するコンセントは日本とアメリカは同じタイプなので、変換器はいりません。
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【もっと知りたい】NYはトイレが少ないの?タクシーそれともバス?【もっと知りたい】NYはトイレが少ないの?タクシーそれともバス?
■アメリカの治安はどうですか?ニューヨークなどでは急速に悪化している地域もあります。
ただ、場所によって異なるため一言では言いづらいです。
おかしいなと思ったら近づかないこと、夜中には出歩くことを控える、人通りの少ない所を避けることなどが大切です。
街の移動は主に地下鉄、バス、タクシーやライドシェアの3種類です。
・地下鉄
地下鉄は早くて安いです。
ただ、ニューヨークなどでは急速に治安が悪化しているため、利用の際は細心の注意を払ってください。
スーツケースを持って地下鉄に乗らないほうが良いです。空港からの移動は地下鉄を使わず、バスとタクシーの併用がおすすめです。
電車内で座った際は日本にいる時の気持ちでうとうとしないようにしてください。犯罪に遭わないためには隙を見せないことです。
ホームで電車を待つときは、後ろから押される可能性もあるのでホームの端には立たないようにしましょう。壁があるときは壁に近いところにいたほうが安全です。
・バス
最近では地下鉄よりバスのほうが安全だと言われるようにもなりました。
また、電車が通ってない場所にも行けるので行動範囲が広がります。
降りるときにドアが開かない場合があるので、運転手に降りることを大声でアピールしてください。
・タクシー、ライドシェア
バスや地下鉄よりは高いですが、夜はタクシーなどを利用したほうが安全です。
ニューヨーク市内を走るイエローキャブ ■ニューヨークはトイレが少ないって本当ですか?本当です。日本のように誰でも利用できるようなトイレの数は非常に少ないです。
レストランなどを利用した際は必ずトイレに立ち寄っておいた方が良いです。
緊急時にはカフェやファストフード店に入ってトイレを借りるしかありません。トイレには鍵がかかっているので、何か買って利用することになります。
アメリカは日本のような典型的なお土産が少ないです。
個別のお店に行って自分で見つけるしかありません。
有名な観光地ニューヨークのタイムズスクエア周辺にはお土産屋さんが多くありますが、実はニューヨークにはお土産を買えるところが少ないです。
気の利いたお土産はニューヨークのおしゃれな地域に行って買った方がいいです。
例えばチェルシーマーケットでは、みんなに配れるチョコレートなどを買うことができるのでおすすめです。
ぜひ参考にして楽しいアメリカ旅行にしてくださいね。
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