来月4日のイギリスの総選挙に向け、与党・保守党を率いるスナク首相と最大野党・労働党のスターマー党首が初のテレビ討論会に臨み、経済政策などについて激論を交わしました。

 4日夜に行われた討論では、スナク首相がインフレ率の低下など政権の実績をアピールするとともに労働党が掲げる政策が行われた場合、2000ポンド(約40万円)の増税になると指摘しました。

 一方、労働党のスターマー党首は14年間に及ぶ保守党政権は経済的混乱や分裂をもたらしたと批判し、変革の必要性を訴えました。

 世論調査会社「ユーガブ」によりますと、討論後の好感度調査ではスナク首相が51%、スターマー党首が49%でほぼ互角でした。

 一方、最新の議席予測では保守党が現在の365議席から225議席減の140議席、労働党が現在の202議席から2倍以上の422議席を獲得するとみられていて、14年ぶりの政権交代の可能性が高まっています。

画像:Sunak v Starmer:The ITV Debate−ITV1、ITVX、STV

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