12人の陪審員、全員が一致して有罪と判断しました。
■史上初 トランプ氏に「有罪評決」
大統領経験者が刑事裁判で有罪評決を受けるのは史上初です。
トランプ前大統領
「今この国全体が不正に操作されている。これはバイデン政権が政敵をおとしめようと仕組んだ」
トランプ氏は、2016年の大統領選挙の際に不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に口止め料を支払い、これを隠すために業務記録を改ざんした罪などに問われていました。
歴史的な評決ということで、裁判所の前には多くの人々が集まっています。有罪評決の瞬間、怒号と歓声が入り混じって騒然となりました。
“トランプ支持”と“反トランプ”で言い争いになる場面も…。
トランプ支持者
「出てけ!出てけ!」
反トランプ支持者
「なぜ出て行けと?」
今後、裁判は7月11日に量刑を決める審理が開かれます。海外メディアは実刑を受け、収監される可能性があると報じています。
海外メディア
「トランプ前大統領は今度は刑務所に送られる最初の大統領経験者になるかもしれない」
専門家は、前例がないことだけに、司法は難しい判断を迫られるだろうと指摘します。
早稲田大学 中林美恵子教授
「トランプ氏は共和党の候補として指名されることがほぼ確実になっているので、逆に収監するとか選挙活動も全くできなくて大変なことになるのは避けられるのではとみられている。(司法は)大統領選挙には実際には介入したくないという側面も持たざるを得ない。そこを司法がどう判断していくか」
また、11月の大統領選挙に影響はあるのでしょうか。
中林美恵子教授
「岩盤支持層の特にコア中のコアの人たちは結束すると思う。共和党の中でも比較的、中道的な人たちがどう動くか、さらには無党派の人たちがどう動くかこの辺がポイントになる」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。