ガザ地区南部ラファへの攻撃が激しさを増すなか、イスラエル軍はガザ地区とエジプトの境界線の全域を戦術的に掌握したと発表しました。

 ロイター通信などによりますと、イスラエル軍のハガリ報道官は29日、ガザ地区とエジプトの境界線沿いにあるフィラデルフィ回廊を戦術的に掌握したと発表しました。

 フィラデルフィ回廊は、ハマスがガザ地区へ武器を持ち込むための密輸ルートになっていたと主張したうえで、イスラエル領内へ攻撃するためにハマスが設置したロケット砲や地下トンネルなどを発見したということです。

 また、イスラエルのハネグビ国家安全保障担当顧問は29日、メディアとのインタビューで「ガザでの戦争は少なくとも年内は続くだろう」と述べました。

 イスラエルは戦闘終結に向けて、ハマスのインフラの破壊や人質の帰還、ガザ地区からイスラエルへのあらゆる脅威の除去の3つの目標を掲げていると強調しています。

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