アメリカのオープンAIは、対話型AI「チャットGPT」の音声の一部を巡り、ハリウッド俳優のスカーレット・ヨハンソンさんが自身の声に酷似しているとの抗議を受け、オープンAIは21日までに「声は別の声優」としつつも音声の利用を一部停止しました。

ヨハンソンさんは2013年に公開された映画で、人工知能役の声優を担当していて、アメリカメディアによりますと、去年9月にオープンAIからチャットGPTの音声機能の声を担当するよう打診があったということです。

ヨハンソンさんはこれを断っていましたが、先週オープンAIが発表したチャットGPTの新たな音声の一部について「自身の声に不気味なほど似ていて怒りと不信感を覚えた」とし、弁護士を通じ音声がどのように選ばれたかを公開するようオープンAI側に求めたということです。

こうした動きを受け、オープンAIは19日、「音声は別の声優のもの」と主張しつつも利用を一時的に停止すると発表しました。

オープンAIのサム・アルトマンCEOは「ヨハンソンさんとのコミュニケーション不足を申し訳なく思う」とコメントしているということです。

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