今が旬の「春キャベツ」。お値段なんと1個で1026円です。これだけ高騰している訳、そしてお買い得な野菜についても教えてもらいました。
■春キャベツ高騰 1個1026円も!
みずみずしく柔らかい旬の春キャベツがたっぷり。町中華の定番「ホイコーロー」。ところが、主役とも言えるキャベツが高騰しています。
一圓 上石神井店 松脇成一店主
「(仕入れ値が)3倍くらい。キャベツは一番使う、炒め物にも。苦しい。一回、値上がりするとなかなか下がらない。野菜の仕入れがプラス15万円くらい」
都内では春キャベツが驚きの値段に。春キャベツ1個で、なんと950円。税込み1000円超えと非常に値上がりしています。
買い物客
「(Q.キャベツの値段は?)びっくりだよ。とんでもない」
「高すぎる。なんで高いの?」
春キャベツの卸売り価格は連休明けから急激に高騰。1キロあたり210円と去年の2.8倍に及んでいます。
住宅地のスーパーでは赤字で販売する異常事態です。380円で売っている千葉県産春キャベツの仕入れ値は…。
アキダイ 秋葉弘道社長
「今、最高に高い。正直に言って今、市場では1個700円。信じられないでしょう。(仕入れ値が)1000円近いキャベツも。無理して我慢して売っているが、だいぶ厳しい。何千円、何万円も損している。最近は天候の状況が『普通』という言葉がどこに存在するか、普通じゃないことしか起きていない」
■“日本一”の産地 「生育」に異変
春キャベツの出荷が日本一の千葉県銚子市では異変が…。
キャベツ農家 坂尾英彦さん
「色んな条件が重なって生育が遅れている」
値上がりしている訳を農家に聞きました。
キャベツ農家 坂尾英彦さん
「気温が寒い日があったり暖かくなったり、寒暖差が日によってあることで生育が通常よりも遅れている」
これから出荷する予定の春キャベツは気温の変動が激しかったことで生育が遅れ、収穫が10日以上、後ろ倒しに。
さらに…。
キャベツ農家 坂尾英彦さん
「春キャベツ、3から4月は暖かく生育が順調だったので、先に出てしまって5月が品薄になっている」
■春キャベツ 美味しさ“芯”で見分け
品薄で値上がりが続くなか、おいしい春キャベツを見分けるポイントを教えてもらいました。
キャベツ農家 坂尾英彦さん
「芯の大きさは500玉くらいの大きさ。触った時にあまり乾燥していないもの。収穫して数日経つとここから乾燥していくので、なるべく切り口が新しいものを選ぶと良い」
キャベツの値上がりはいつまで続くのでしょうか。
アキダイ 秋葉弘道社長
「群馬・嬬恋村の出荷が始まると日本のキャベツの一大産地なので、6月の半ばくらいから落ち着いてくると思う」
■お得な野菜は“トマトとナス”
では、今お買い得な野菜は…。
アキダイ 秋葉弘道社長
「トマトは今の時期とても甘い。6個で280円。100円くらい安くなっている。ナス、1袋198円。春ナスがこれからどんどん出てくる。平年は250円くらい。2割くらい安い」
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