囲碁の七大タイトルの中で最も歴史のある本因坊戦の第1局は一力遼本因坊(26)が余正麒八段(28)に勝ち、初防衛に向けて好スタートを切りました。

 本因坊戦五番勝負の第1局は東京・台東区の東京国立博物館にある「九条館」で14日午前10時から始まりました。

 九条館は1934年に九条家から寄贈され博物館の敷地内に移築されたもので、当主の居室として使われていました。

 一力遼本因坊は七大タイトルのうち、「棋聖」と「本因坊」「天元」と三冠を保持していて、本因坊は初防衛がかかっています。

 挑戦者の余正麒八段は挑戦者決定戦で芝野虎丸名人を破って初めての本因坊挑戦です。

 第1局は午後5時32分、188手までで一力本因坊が勝利しました。

 第2局は長野県高山村の「藤井荘」で24日に行われます。

 本因坊戦はこれまで2日制の七番勝負でしたが、今回から1日制の五番勝負に、賞金も2800万円から850万円に規模が縮小されていて、先に3勝した方がタイトル獲得となります。

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