■“1メートル超”巨大アスパラ 国道に出現

 植え込みの中からひょっこり伸びているのは北海道の名産品である「アスパラガス」。その高さは、なんと1メートル以上。道行く人にも驚きの光景です。

 実は、札幌市では先週も市街地の中央分離帯にアスパラガスが発見されています。

■なぜココに?育ち続けたら…

 なぜ畑でもない道端に突然、生えてくるのでしょうか。

北海道立総合研究機構 花・野菜技術センター 黒島学さん
「アスパラは秋になると実を付ける。その実を食べた鳥が、種が入った糞(ふん)を道端にする。その糞の中に入っている種が発芽してきていると考えられる」

 今がまさに旬のアスパラガス。収穫をせずにそのまま育てると、みるみる1メートル以上に成長し、フサフサとした葉のような茎が生い茂ります。そして9月ごろになると、いくつもの赤い実を付けます。これを鳥が食べて運んだ可能性があるということです。

 たくましく成長した“道端アスパラガス”。収穫すれば、おいしく食べることもできるのでしょうか。

北海道立総合研究機構 花・野菜技術センター 黒島学さん
「もうすでに先端部分が分かれてきていますので、食べ頃という意味ではだいぶ過ぎています。実際、食べようと思うと、筋張っていたり固かったりすると思う」

 アスパラガスは同じ株で10年ほど収穫ができるため、来年以降も同じ場所に再び生えてくる可能性が高いということです。

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