■高級ブランド品を“競り”で

 1日に「名鉄百貨店」で行われていたのは客が持ち込んだ商品を業者が買い取る「買取フェア」。

査定依頼人
「(Q.何を売りに来た?)かばんを。(希望価格は)20から30万円はいかないかな。やっぱり20万弱くらい」

 2人組が持ち込んだのは不要になった高級ブランドバッグ。

買い取り業者
「失礼します。拝見させていただきます。失礼します」

 ぞろぞろと入ってきた5人。実は別々の買い取り業者なのです。

岡崎屋本店 吉田裕哉さん
「『買取フェア』は最大5社の買い取り店が来ているので、目の前で競って、そのなかで1番高い値段を見てもらえる」

 客が持ち込んだ商品を同時に査定。最も高い金額を提示した業者に売ることができる“競り”システムで行われていました。

買い取り業者
「次はサンローラン。これは白熱するだろうな」

 そのお値段は…。

買い取り業者
「8万1500円」「5万5000円」「5万3000円」

 他にもルイ・ヴィトンのバッグは…。

買い取り業者
「9万円」「8万円」「8万円」「9万円」
「ジャンケンか…。9万500円にしようと思ったのに…負けです」
「9万円ね」

 すべての査定が終了し、今回持ち込んだバッグは4点で合計26万7000円に。

査定依頼人
「(査定額は)思っていたぐらい。使い道は特にまだ決めていない。これからじっくり考えて決めたい」

■円安影響で買い取り価格が“2割上昇”

 円安が続いている今。

岡崎屋本店 吉田裕哉さん
「中古相場も今、少し高くなっている。海外からも『ジャパニーズ中古』と言われるぐらい、日本人が使っていたなら、きれいな状態のものが多いと海外からも人気が高くなっている」

 インバウンド需要でブランド品の買い取り価格が約2割上昇しているといいます。

 なかには、こんな“強者”査定依頼人も…。

買い取り業者
「15万8000」「18万1000」「15万2000」「15万9000」「18万」「18万1000円」

査定依頼人
「これはもうちょい上がらん?」

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