建設が進む大阪・関西万博の会場=大阪市此花区で2024年3月11日、久田宏撮影

 2025年大阪・関西万博で大阪府・市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の万博終了後の跡地活用方法について、府市は2日、事業者の意向調査(マーケットサウンディング)の結果を公表した。最先端医療技術の情報発信する施設などとする提案があったという。今後、提案内容を踏まえて活用方法を検討する。

 万博推進局によると、調査には2事業者が参加。医療技術の発信施設のほか、外国人観光客向けに検診などの予防医療をする施設として活用する提案があった。また、「収益施設を隣接し、一体的に運営することで事業性を確保する必要がある」という意見もあったという。

 大阪ヘルスケアパビリオンは、生まれ変わりを意味する「REBORN」(リボーン)がテーマ。来館者は自身の健康情報から最先端技術で生成された25年後のアバター(分身)がモニターに映し出され、対面できるという。

 府市は万博閉幕後もパビリオンの一部を残す方針で、1月から事業者の意向調査をしていた。【鈴木拓也】

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