福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」の「蛇の目ビーチ」。世界最大級のタッチプールとして、水に入って自由にヒトデやナマコなどに触れて観察できることから、子どもたちの人気を集めてきました。

 ところが…。

アクアマリンふくしま 古川健館長
「いわゆる解説員ですとか、解説のスタッフがいない時には生き物に触らないで見るだけにしてもらう」

 「生き物に触るのを控えて」。方針転換の背景には何があったのでしょうか。

古川健館長
「(ヒトデを)手裏剣のように投げてしまったりとかそういうようなことも見られますので、そういった(生き物の)ストレスを少しでも減らすということで今回、そのような措置を取らせてもらいました」

 理由の一つが“生き物のストレス”だといいます。優しく触れるように伝えても乱暴に触ってしまう子どもも多く、実際に傷付いてしまう生き物も少なくなかったそうです。

来館者
「焼けた石の上に取ったヒトデを置いたりして、すぐに死んじゃっていたのをいつも見ていたので、生き物を大事にするのは良いことだと思います」

 “動物福祉”の観点から生き物に直接触れることは原則できなくなることについて、子どもたちは…。

来館した子ども
「(Q.生き物が触れなくなっちゃったんですけど…)それはとても残念です。結構、触れるのが楽しかったんで。生き物の命が大事にされるのであれば僕は良いと思います」

 「蛇の目ビーチ」は今週27日にオープンし、11月末まで利用できる予定になっています。

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