東京で25日は夏日予想と寒暖差が激しいなか、今、急増しているのが5月病ならぬ「4月病」です。一体どんな症状なのでしょうか?
■真っ白の箱根 目立つ厚着姿
標高の高い箱根は荒れた天気となりました。
この記事の写真は15枚冷たい雨が激しく降り注ぐ、大涌谷。観光客は時折吹く風にあおられます。
観光客「こんなに寒いと思わなかった。外国から来た人は気の毒」
標高およそ757メートルにある足湯が人気のスポット。
普段は緑が映える箱根山が望めますが…
24日は、一面真っ白です。
観光客「思った以上の雨であまり遊べないですね」
ただ、この悪天候を前向きにとらえる人も。
観光客「富士山がどっちにあるのかもわからない。その分すいているので、それもいいかな。天空にいるみたい」
■東京“ヒンヤリ”あすは一転 夏日
都内でも傘が必要な天気になりました。
街の人「きのう、きょうはちょっと寒い。雨が多かったので、雨の日だけちょっと(服装を)厚めにして」 街の人
「ちょっと寒暖差が激しいなと思う、風邪をひいてしまって、のどがやられた」
24日は関東各地で冷え込む気温となりましたが、25日は一転、気温が上昇し、夏日となる予想です。
■寒暖差が影響「4月病」どんな症状?対策は?
クリニックには体の不調を訴える人が増えていました。
70代 女性「布団に入っても、やっぱり眠れない。春はちょっと乱れちゃう」
「(Q.GW明けと今はどっちが悪い)GW明けではなくて、今の方が調子悪い」 いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤 博道 院長
「4月病ですね」
5月病ならぬ「4月病」。患者の数は去年の2倍だといいます。
25歳の男性も4月病と診断され、点滴を受けました。急増する4月病とは、どんな症状なのでしょうか?
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤 博道 院長「倦怠感、頭痛、これがメインで、今はめまいが多い。あとは食欲不振。この4つが4大初期症状」
「きょう(24日)も寒いですけど、また暑くなる。この大きな寒暖差で体調不良が起こりやすくなる」
ここ2週間ほどの東京の最高気温をみても、4月らしい気温は続かず、夏日になる日も少なくありませんでした。こうした気温差に体がついていけず、体調を崩すといいます。
さらに、4月ならではの原因も…
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤 博道 院長「4月といえば新しい環境に身を置く人が多くなる。新しい生活の中で、心と体のリズムを崩してしまう」
特に、現役世代は要注意だという「4月病」。どのように防げばいいのでしょうか?
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤 博道 院長「牛乳・ヨーグルト・赤身の肉など、疲労やストレスを緩和する幸せホルモンの『セロトニン』に目を向けてもらうと良い」
バランスの良い食事のほか、湯船に10分は浸かり、十分な睡眠をとること、外での軽い運動も効果的だといいます。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤 博道 院長「(GWの)疲労がたまったまま5月の生活が始まると、5月病になりやすくなる。(体の)休みのバランスを考えて、(GWの)計画を練ると良い」
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