トンネルで事故。そこには魔の瞬間が…。
■渋滞気づかず衝突?“魔の瞬間”
静岡県内の東名高速道路上り線。車は順調に走り、トンネルに差し掛かります。
運転していた人
「前方のトラックがハザードランプを点滅させていましたので」
渋滞に気付いたドライバーは車を減速させますが…。異変に気付き、思わず声を上げます。
運転していた人
「危ないなとは思っていたのですが、まさか本当に事故になるとは」
ドライバーは何に気付いたのか。後方カメラには、その瞬間が映っていました。
後ろから追い抜いていく1台の車。
運転していた人
「追い越し車線にいた黒い車はハザードランプを点滅させないで停車していた状態で」
渋滞に気が付いたのか、停車している黒いワゴン車の後ろで急減速しますが…。白い車がその後ろから追突しました。3台の車が絡んだ玉突き事故です。
運転していた人
「事故の衝撃音が聞こえたので、それで『事故になったんだな』と」
専門家は、高速道路のトンネル入り口には“魔の瞬間”があるといいます。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「トンネルの入り口付近というのは急に暗くなるもので、視力も急激に低下するといわれているので、それで発見が遅れたことが最大の原因かと思います。トンネルの入り口付近では事前に速度を緩めてトンネルに入る、車間距離をしっかり保つことだと思います」
今週末から始まるゴールデンウィーク。混雑が予想される高速道路で気を付けたいこととは…。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「車の量が増えるので、スムーズに流れていたとしても急に混んでしまって渋滞で停止することはありますので、(車の流れが)ゆっくりでも車間距離をしっかりあけて、しっかりと前を見て運転することが大事。家族で出掛けて車の中で会話している時など、運転者が運転に集中できるように対策を同乗者も取っていただきたい」
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