茨城県坂東市は24日、市農業政策課の男性主事(26)が、農家から市に納入された廃棄物の処分費計約2000万円を横領したとして懲戒免職にしたと発表した。木村敏文市長と山口誠副市長も減給10分の1(1カ月)とした。いずれも22日付。

市によると、主事は処分費を現金で受け取り、数年間にわたり一部を横領。上司には金額を少なく偽っていた。今年3月、上司が会計の不審な点に気付いた。主事は市の聞き取りに「遊びや引っ越しの費用に使った」と話した。

市は上司ら5人も減給や戒告、訓告の処分とした。県警に相談している。木村氏は「市民の皆さまの信頼を損なう極めて重大な背任」とのコメントを出した。

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