非常に珍しい七色ではない幻の“白い虹”が観測されました。

 畑の上に白く輝く光のアーチが架かっています。23日の朝、北海道美瑛町で撮影されました。実は虹で、“レインボー”の一種なのです。

 でも、虹といえば普通は赤や橙、黄色、青など、いくつもの色が見えるもの。それなのに23日に撮影された虹はどうして白一色なのでしょうか。

今村涼子気象予報士
「この白い虹は太陽の光が霧に反射して発生したものです。普通の虹は雨粒に反射して発生するものですが、霧は雨粒よりも粒が小さいために光が分かれないんです。すべての波長が同じように散乱するために白っぽく輝いて見える虹になります」

 白い虹が撮影された美瑛町は2.6℃まで冷え込み、霧が発生していました。

 そして、ところ変わって鹿児島県伊佐市でも24日朝、白い光が空に向かって弧を描きました。伊佐市は朝、16℃台まで気温が下がり、やはり霧が発生したのです。

 「白虹」シロニジはキリニジとも呼ばれ、その後、天気が良くなるサインだといいます。

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