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能登豪雨による想像を絶する被害がドローン映像で見えてきました。

■“孤立地帯”にカメラ 豪雨の爪痕

珠洲市大谷地区 この記事の写真は17枚

孤立集落にANNのカメラが入りました。

能登半島の海沿いに、およそ900人が暮らす石川・珠洲市大谷地区。青い空のもと、茶色く濁った海が豪雨の爪痕を物語ります。

集落の様子

カメラは、大谷川沿いに集落に向かいます。徐々に人々が暮らしを営んでいた家並みが見えてきました。のどかな集落に見える緊急車両が、災害が起きた事態を告げています。

この集落で何が起きたのか。山側から海へ向かう映像で、その一端がわかりました。

土砂崩れが起きた山 集落を飲み込む土砂

左手に見える山、その山肌があらわになり、この山から流れ込んだ土砂が集落を飲み込んだ様子がわかります。

地面があらわに

その山を映したカメラ。緑豊かであったろう山は木々が流出。地面をあらわにしています。

カメラは再び海側に回り、少し低い位置から集落を映します。道沿いには多数の救急車両がとまっています。

集落に土砂

集落の奥へ行くほど被害は大きくなります。さらに奥へ行くと、土砂が田畑を覆いつくし、家の屋根近くまで押し寄せています。

集落の奥は道路も見えず、家の2階部分だけが見えています。

1階が埋もれた家屋

1階が埋もれた地域を映したカメラ。多数の救急隊が活動する様子。自衛隊員らしき姿も見えます。

生存率が急激に下がるとされる72時間が迫る中、懸命の捜索が続いています。

石川県などによると、これまでに7人が死亡。安否や行方が分からない人が7人。その捜索活動が続く家屋。

家屋の被害の様子

以前の様子を地図で見ると、歴史を感じさせる木造の建物でした。この大谷町でも79歳女性の安否がわかっていません。

大谷川の様子

茶色く濁った大谷川。例年、GWには、鯉のぼりが空を泳ぐイベントでにぎわっていました。

子どもたちの健やかな成長を願っていた集落。濁流が飲み込み、日常は一変しました。

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■輪島市町野町で3人死亡 土砂でえぐれた家屋も

■輪島市町野町で3人死亡 土砂でえぐれた家屋も

輪島市町野町

その珠洲市の西に位置する輪島市町野町。ここでも上空からのカメラが被害の大きさをとらえます。

大きく山肌が崩れ、トンネルでしょうか、道をふさいでいます。

土砂で道がふさがったか 被害があった家屋

家は1階部分がえぐり取られています。

カメラは少し低い位置へ。奥の家は左半分がなくなったようにも見えます。この町でも犠牲者が出ています。

(皆谷こころ記者報告)
輪島市町野町です。こちらの住宅、1階の半分ほどまで土砂で埋まっています。 2階建ての住宅 埋もれた車

住宅の1階まで押し寄せた土砂。車もフロントガラスがようやく見えます。

2階建ての住宅。ここには夫婦が暮らしていたとみられます。

夫婦は、外に出たところを鉄砲水に流され、亡くなりました。町野町では、この夫婦を含め3人が死亡しています。

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■輪島市久手川町 4人と連絡取れず

■輪島市久手川町 4人と連絡取れず

輪島市久手川町

同じ輪島市にある久手川町。

中学3年生の喜三翼音さんら4人と連絡がとれていません。24日も捜索現場には、娘をさがす父親の姿がありました。

捜索・救助活動続く (加藤聖也記者報告)
24日も午前6時から広範囲にわたり捜索・救助活動が行われています。

さきほど、翼音さんの物とみられる靴が発見されました。

発見された靴 この記事の写真を見る(17枚)
・能登豪雨から3日 石川県で12地区46カ所の孤立続く いま必要なのは?・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・給食の「かきたま汁」の“皿”に触れ 卵アレルギーの児童を救急搬送・“トラックに米250袋”品薄なのになぜ?スーパーの対策

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