アダルトショップで未承認の勃起不全の治療薬を販売したとして80歳の会社役員の男性が書類送検されました。薬には正規品の5倍の医薬品成分が含まれていました。

 アダルトショップを経営する「韮沢商事」の代表取締役の男性は去年12月から今年3月まで、未承認の勃起不全の治療薬12錠を男性3人に販売した疑いなどが持たれています。

 警視庁によりますと、男性は中国から仕入れた治療薬を「バリバリ」という名前で販売していました。

 アダルトショップのレジの横に陳列し、商品の支払いをしている客などに「飲むと元気になるよ」と言って販売していたということです。

 治療薬には国内で正規に処方されている薬の最大5倍の医薬品成分が含まれていました。

 警視庁の調べに対して男性は「自分で飲んでみて良かったので、お店に置くようになった」と容疑を認めています。

 男性は未承認の医薬品を販売したとして去年7月に都から行政指導を受けていましたが、商品名を変えるなどして販売を続けてました。

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