気象庁は8日、東海沖から九州沖にかけての震源域で発生が懸念される「南海トラフ巨大地震」への注意が必要だとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。南海トラフとの関連を分析した評価検討会の平田直・東大名誉教授は記者会見で、地震の規模を示すマグニチュード(M)7程度の地震が日向灘を震源に起きたのは40年ぶりと明かした。その上で「最大クラスの地震が起きた場合、東京で震度5弱の揺れ、九州や四国、紀伊半島、房総半島で高い津波が想定される」とし、「決して西南だけでなく、全域で注意してほしい」と警戒を呼び掛けた。
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