品川区役所でペットボトルを配布する区職員=品川区役所で

 東京都品川区は記録的な猛暑に対応するため6日、災害時などに支出する予備費を活用して緊急の熱中症対策を始めた。冷房の利いた区有施設の開放や飲料水などの配布をする。

 区は冷えた飲料水や塩分タブレットなどの配布を区役所や区立図書館などの避暑シェルター75カ所で開始した。加えて、利用には通常予約が必要なシルバーセンターなど冷房の利いた14カ所の区営施設を終日開放する。暑さ指数が31を超える日は部活動や水泳など運動の原則中止を区内の小中学校に徹底周知するとしている。当面施策は継続する。

 森沢恭子区長は「救急車も病院も逼迫(ひっぱく)している。記録的な猛暑は災害級の事態だ」と話した。【白川徹】

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