出張中の東京都内で26日に急逝した沖縄県宜野湾市の松川正則市長(享年70)の告別式が31日、宜野湾市普天間の普天満山神宮寺であった。政界関係者らが参列し、冥福を祈った。

 

 松川市長は米軍普天間飛行場の騒音被害に苦しむ市民らの負担軽減や跡地利用の構想策定を進めてきた。木原稔防衛相は「基地負担の軽減を訴え、東京に足しげく通っていただいた。最後の日を東京で迎えられたのは政治家としての表れのような気がする」とこれまでの功績をたたえた。

 記者の質問対応中にはオスプレイが上空を飛び、聞こえにくい場面もあり「飛行場の早期返還や危険性の除去に丁寧に対応していきたい」と述べた。

 普天間飛行場司令官のウィリアム・パカティー大佐は「市長は非常に親しみやすく、市民のために命をかけて働いていた。今日は非常に悲しい1日だ」と述べた。

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