福岡県警は19日、妹(55)に暴行し、死亡させたとして、傷害致死の罪で起訴された県警田川署地域3課の警部補、広瀬守隆被告(57)を懲戒免職処分にした。「酒に酔っていて妹を殴ったことは思い出せない。真実を思い出して心の底から謝罪したい」と話している。

県警によると、昨年12月31日午後9時半~55分ごろ、北九州市門司区の実家玄関で、妹の山本美智恵さんの頭や顔に暴行を加え、翌日、外傷性脳障害で死亡させたとしている。

広瀬被告は事件前、昼から夜にかけ3店舗で飲食していた。県警は動機について「把握できていない」としている。

また県警は、名古屋市中区の百貨店で3月28日、すし1点を万引したとして、愛知県警が窃盗容疑で現行犯逮捕した捜査3課の男性警部補(43)を停職6カ月とした。警部補は依願退職した。

福岡県警の川畑佳市警務部長は「厳正に処分した。信頼回復に向け取り組む」とのコメントを出した。

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