大阪府柏原市に寄贈されたガンダムマンホールの蓋を披露する冨宅正浩市長=同市役所で2024年4月18日午前11時7分、新宮達撮影

 大阪府柏原市は人気アニメ「機動戦士ガンダム」のモビルスーツをモチーフにデザインされたマンホールの蓋(ふた)2枚の寄贈を受け、18日に市役所で披露式を開いた。

 地方自治体と協力して活性化などを目指すバンダイナムコグループの「ガンダムマンホールプロジェクト」に市が手を挙げた。府内の自治体では初めてで、近畿地方では大津市と京都府京丹後市に次いで3カ所目という。

 鋳鉄製の蓋は直径約65センチ、重さ約40キロ。主役が乗る「ガンダム」と特産品のブドウやワインなどを背景にしたものと、敵側の「ドム」と日本遺産に認定された構成文化財の一つ「旧大阪鉄道亀瀬隧道(ずいどう)」の組み合わせで描かれている。

 この日の披露式で冨宅正浩市長は「市の魅力発信や活性化にもつなげていける事業。『柏原、行きます』で盛り上げていきたい」と期待を示した。

 市はガンダムにちなむマンホールカードの作成や関連商品の開発を進めている。マンホールの蓋は市役所での展示を経て、5月中旬に2カ所に設置する予定という。【新宮達】

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