17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震があった。中部地方から九州にかけて震度5強から1を観測した。気象庁によると、震源地は豊後水道で、震源の深さは39キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・6と推定される。津波はなかった。南海トラフ巨大地震の想定震源域だが、気象庁は記者会見で「この地震によって直接、南海トラフ巨大地震の可能性が高まったとは言えない」との見解を示した。
四国で震度6弱を観測したのは現在の震度階級になった1996年10月以降初めて。各地の消防などによると、愛媛県で6人が軽傷、大分県では、大分市の70代女性と津久見市の80代男性が転倒するなどし軽傷を負った。高知県も1人が軽傷。
地震の影響で崩落した「石垣の里」の石垣=18日午前9時16分、愛媛県愛南町
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