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今月に入ってからもクマの出没が相次いでいます。現在、市街地では猟銃の使用に厳しい条件が課されていますが、8日、その規制を緩和するための方針案が取りまとめられました。

■市街地で出没相次ぐ

昨年度、クマによる人身被害は過去最多の219人に上りました。今年度もクマが目撃されるペースは一向に減っていません。福島県矢吹町では6日、県道のすぐ側にある民家の前で目撃されました。

目撃者
「ドキドキしました。車外にいたらパニックになっていた。こんな普通の場所に出るんだなと」
近隣住民
「みんなびっくりしてる。クマが出たって。(Q.これまで見かけたことは)ない」

札幌でも先週、小学校近くにクマが出没しました。「年々、クマが人里に近付いてきている」という声は全国で聞かれるようになっています。

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■有識者会議で新たな検討案

■有識者会議で新たな検討案

こうしたなか、環境省は8日、猟銃の使用の基準について、有識者会議で法改正の方針をまとめました。

現在の法律では、市街地でクマに向けて猟銃を使うことは原則禁止されています。発砲には同行した警察官の命令が必要で、許可されるのは実際に危険が生じ、特に急を要する場合のみです。

新たな方針では、人への被害の恐れが生じている場合などや、クマが建物に入り込んだ場合には、市街地でも猟師の判断で発砲は可能になります。

実際に市街地でクマに銃を向ける可能性のある、猟友会の西村さんはこう話します。

岩手県宮古地区猟友 会西村昭二さん
「住宅地だと山とかに比べて非常にリスクの大きい地域になるので、けがだけさせてしまい仕留められないと、周りの人に危害を加える恐れもある。ハンターに対する責任が出てくるのは不安要素」

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