元衆議院議員の弁護士が他人に名義を貸して法律相談の着手金を受け取らせていた事件で、着手金を受け取るためのマニュアルがあったことが分かりました。

 元衆議院議員で弁護士の今野智博容疑者(48)は、弁護士資格を持たない男女10人に名義を貸して法律業務をさせた疑いが持たれています。

 また、名義を借りて着手金を受け取ったなどとして男女10人も逮捕されました。

 その後の捜査関係者への取材で、警視庁が押収した資料のなかに着手金を受け取る方法などを指南するマニュアルがあったことが分かりました。

 マニュアルには「着手金はいったん、大きく振って様子を見る」「その後、ドカッと下げれば大抵決まる」「決めたい金額の2倍くらいの提示ができるかが決め手」などと書かれていました。

 警視庁はこのマニュアルを使って合わせて5億円ほど受け取っていたとみて調べています。

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