能登半島地震で大規模な火災が発生し店舗など大半が焼失した輪島朝市通りで、5日朝から公費解体が始まりました。

 (下田武史アナウンサー報告)
 輪島朝市通り周辺は、朝から重機が入って解体作業が始まっています。

 輪島市によりますと、4日までに、対象となっている被災建物264棟のうち100棟以上に公費解体申請が出されていました。

 先月28日に公費解体の要件が緩和されたこともあり、輪島朝市エリアの264棟すべてについて、倒壊や焼失などで建物としての機能を失ったとする「滅失登記」の手続きが法務局の職権により完了しています。

 所有者全員の同意無しに災害廃棄物として解体できることになり、市は5日から申請のあった建物から解体を始めています。

 解体には所有者からの申請が必要なため、市は今後、説明会などを開き申請を呼び掛けるとし、申請のあった建物から順次解体を始めるため、完了時期は未定としています。

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