1日午前6時20分ごろ、東京都千代田区九段北の靖国神社付近を通りかかった人が、神社入り口の石柱に落書きがあるのを見つけて近くにいた警察官に通報した。警視庁麴町署が器物損壊容疑で捜査している。
麴町署によると、落書きされていたのは神社名が記された「社号標」と呼ばれる石柱。赤いスプレーのようなもので「トイレ」を意味する英語が書かれていた。麴町署は周辺の防犯カメラの映像を解析するなどし、不審な人物がいなかったかなどを調べている。
石柱は下半分がブルーシートで覆われ、神社関係者らが水をかけたり、ブラシでこすったりしていた。午後2時半ごろには落書きを消す作業が終わってシートが外された。
京都市から友人と参拝に訪れた自営業の女性(72)は「なぜそんなことをするのか。せっかく来たのに残念。悲しい気持ちになる」と話した。仕事帰りに立ち寄った東京都中野区の男性会社員(57)は「神聖な場所を踏みにじられたような気持ちで、許しがたい」と憤っていた。【北村秀徳、岡田英】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。