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 これから蒸し暑い季節になってきますが、心配なのが「食中毒」です。何に気を付けたらいいのでしょうか?

 料理を作り置きする人が多いと思いますが、そこで特に注意が必要となってくるのが「危険温度帯」です。

 農林水産省の広報誌の監修もしていた、食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに聞きました。

■危険温度帯=20℃〜50℃

危険温度帯とは? この記事の写真

 危険温度帯とは、「食中毒を引き起こす細菌が繁殖しやすい」温度のことです。

 島本さんによると、食品の危険温度帯は「20℃〜50℃」。この中で特に注意が必要なのが「30℃〜40℃」だということです。

 30℃〜40℃がどれくらいの熱さかというと、例えばみそ汁やシチューなどを作った鍋やフライパンをしばらく置いておいたあと、その鍋やフライパンに触った時に「ほんのり温かい」と感じるくらいの温度だそうです。

 この温度の時間が長ければ長いほど、細菌が繁殖する危険性が高まるので、料理を保存する際にはなるべく早く30℃以下、20℃以下にすることが大切です。

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■「NG行為」「効果的な対策」は?

■「NG行為」「効果的な対策」は?

「対策」と「NG行為」

 なるべく早く冷蔵庫に入れた方がいいと思う人がいると思いますが、それはダメなんです。

 そうすると料理自体はすぐに冷えますが、冷蔵庫の中が温まってしまい、他の食品に悪影響を及ぼす可能性がある、傷む恐れが出てくるといいます。

 ですので、冷蔵庫に入れる前に、必ず冷やすことが大切です。鍋ごと氷水などにつけて冷やす、保冷剤を下に敷いて冷やした後に冷蔵庫に入れると効果的だということです。

 そしてさらに、食べる時はしっかり加熱してほしいということでした。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年4月15日放送)

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