23日は、関東から西日本で、今年一番の暑さを更新し、真夏日は100地点を数えました。
日本で一番暑かったのは、群馬県桐生市で、34.1度まで上がりました。東京でも、ぎらつく太陽が照りつけました。練馬では、31.0度と、東京23区で、今年初の真夏日に。都心の最高気温は29度まで上がり、今年最高となりました。
スカイツリーの下にある噴水広場。年々、5月でさえ、汗ばむ陽気が増えてきたため、おととしから、噴水のスタートを早めました。
利用者:「(Q.暑さの早まりは感じる)暑くなるの早いと思って、子どもたちも暑くてかわいそう。(Q.感覚としては何月くらい)なんかもう7月。子どもが小さいので、熱中症とか心配」
名古屋、岡山、広島などでも、最高気温が30度を超えました。
都内で行われているドイツビールのイベントでは、ビールが通るホースを、氷で冷やしています。キンキンに冷えたビールが好まれる日本。季節外れの暑さのなか、より冷たくするための工夫です。
来場者:「めちゃめちゃ暑いです。(Q.何月くらいの暑さ)8月だね、8月前半」
山梨県では、熱中症の疑いで、児童が搬送されました。24日午後0時半すぎ、南アルプス市の小学校で、運動会の練習後、12人の児童が熱中症の症状を訴え、このうち6人が搬送されました。いずれも、症状は軽いということです。
日本有数の米どころとして知られる新潟県十日町市。
この地で、農場を営む小野塚さんは、ある問題に直面しています。
一部の田んぼには水がなく、ひび割れを起こしています。ここは、天水田と呼ばれる種類のもので、川などからの用水の確保ができないため、雪解け水や雨水などに依存している水田です。
ビリーヴ農場・小野塚和輝社長:「端からひびが入ると、そこから水が漏れていくので、いくらためても、たぶん無理だろうと」
冬場の積雪量が少なく、春先の雨も、それを補うほどではなかったため、地下水が極端に少なくなったといいます。本来なら、田植えの時期なのですが、それどころではない状態です。
ビリーヴ農場・小野塚和輝社長:「いま、ぼくがすごくほしいのが、4日連続の雨。肥料まいて、苗も作って、準備万端なので、あとはもう水待ち」
新潟で、20年以上、コメの研究を続ける専門家は、こう話します。
新潟大学社会連携推進機構・三ツ井敏明特任教授:「信濃川という日本で一番長い川があり、新潟は水の都とも言われているので。そういうところで水不足は異例。中長期的には、インフラ的に貯水をしっかりすることがリスク回避には必要。乾燥にも強い品種を作っていくべき」
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