東京オリンピックを巡る談合事件で独占禁止法違反の罪に問われているフジテレビの関連会社と、その専務取締役が初公判で無罪を主張しました。

　イベント制作会社「フジクリエイティブコーポレーション」と、その専務取締役・藤野昌彦被告（64）は大会の運営業務を巡り、不正な受注調整をした独占禁止法違反の罪に問われています。

　東京地検で24日に開かれた初公判で、藤野被告は「私は無罪です。入札に堂々と参加した」と主張し、起訴内容を全面的に否認しました。

　また、法人の代表として出廷した前田和也社長も「無罪を主張します」と述べました。

　一方、検察側は冒頭陳述で、藤野被告が組織委員会の元次長と打ち合わせを重ね、希望通りに受注できるように各社と調整したと指摘しました。

　これで一連の事件で起訴された6社すべての主張が示され、3社が起訴内容について全面的に否定しています。

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